牛肉のコクのある旨味とアスパラガスのアッサリとしていてシャクシャクとした歯触りの組み合わせが好相性です。
私の大好きな料理で、隙あれば何時も作ってしまいます!
この料理は牛肉を使っているのですが、伝統的な中国料理全体で見ると、豚肉や鶏肉に比べて牛肉を使った料理はそれほど多くありません。
代表的な牛肉料理としてチンジャオロース(青椒肉絲)を思い浮かべる方も多いかもしれません。
実は中国で単に『青椒肉絲』と言うと豚肉を使うのが一般的で、牛肉を使う場合は『青椒牛肉絲』と明確に区別して呼ばれます。
日本では手に入りやすい豚肉の青椒肉絲が家庭料理として定着しましたが、アメリカに渡った中華料理(ペッパーステーキ)のように牛肉食文化と結びついて広まった側面もあり、国や地域ごとのアレンジの歴史を感じさせる面白い料理でもあります。
青椒牛肉絲
中国の家畜は豚と鶏が多く、牛を家畜としている地域はそれほどありません。
もともと大昔から牛は食べる為では無く畑を耕したりする労働力として使っていたからだと思いますし、中国の多くの地域では牛の飼育に適した広大な牧草地が少なかったという理由もあると思います。
なので豚や鶏の方が飼いやすく繁殖も早いため経済的に効率が良かったのではと個人的には思います。
最近では都市部を中心に牛肉の消費も増えてきていて、牛すじ等を使った牛肉麺や水煮牛肉(四川料理の代表格で薄切りにした牛肉を唐辛子や花椒がきいた激辛スープで煮込んだ料理)や火鍋等、牛肉を使った料理も人気があります。
水煮牛肉
ちなみに中国では、料理名の中に単に『肉』だけの文字があれば、それは豚肉を意味します。
牛肉を使った料理だと、肉の文字に牛がプラスされて牛肉と書かれます。
なので、青椒肉絲は豚肉を使っているという意味になり、青椒牛肉絲は牛肉を使っているという意味になります。
羊肉を使えば青椒羊肉絲となり、鶏肉を使えば青椒鶏絲となります。
🍴 牛肉とグリーンアスパラガスのオイスターソース炒め
材料(2人分)
- 牛モモ肉ブロック・・・60グラム
- グリーンアスパラガス・・・5本
- 溶き卵(下味用)・・・大さじ0.5杯
- 塩(下味用)・・・少量
- 紹興酒(下味用)・・・大さじ0.5杯
- 胡椒(下味用)・・・少量
- 水(下味用)・・・小さじ0.5杯
- 片栗粉(下味用)・・・大さじ0.5杯
- 揚げ油・・・適量
- 生姜・・・0.5片
- オイスターソース・・・大さじ0.5杯
- 中国醤油・・・大さじ0.5杯
- 紹興酒・・・小さじ1杯
- 砂糖・・・小さじ0.5杯
- 鶏ガラスープ・・・大さじ0.5杯
- 胡椒・・・少量
- 水溶き片栗粉・・・小さじ0.5杯
- 胡麻油・・・大さじ1杯
🔄 代用食品のアイデア
・牛肉の代用:豚肉・紹興酒の代用:日本酒
・胡麻油の代用:家に常備してある油
・中国醤油の代用:日本の濃い口醤油
🌿 食材の旬
・アスパラガス:3~6月(グリーンアスパラガス)、4~6月(ホワイトアスパラガス)・生姜:6~8月(新生姜)、9~11月(根生姜)
作り方
1.ボウルに一口大に切った牛肉を入れ、塩、紹興酒、胡椒、水を加えて水分が牛肉に吸収されるまで揉み続けます。2.溶き卵を加え牛肉に馴染ませたら片栗粉を加えて更に混ぜます。
3.中華鍋に油をタップリと入れて熱し、食べやすい大きさに切ったアスパラガスを油通しします。
4.油をあけた中華鍋に油をひいて熱し、薄切りにした生姜、牛肉、アスパラガスを入れて炒めます。
5.中華鍋に、ソース(オイスターソース、中国醤油、紹興酒、砂糖、鶏ガラスープ、胡椒、水溶き片栗粉を混ぜ合わせたもの。)を加え、手早く炒め合わせます。
6.最後に胡麻油を回し入れて出来上がり。
💡 ポイント:この料理は柔らかな牛肉とシャキシャキとしたグリーンアスパラガスの食感の対比が重要となります。
肉なのでグリーンアスパラガスのシャキシャキ感を残すために油通しは、油の温度は170~180度に熱しグリーンアスパラガスが細ければ5秒程度、太ければ10秒程度を目安にしてください。
アスパラガスは火が通りやすいので、あまり長く加熱しないことがポイントとなります。
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